野の百合
をとめなれば 姿は羞ぢて君による 霊は天(あめ)ゆく日もありぬべし あめつちの 恋は御歌にかたどられ 完(まつ)たかるべくさゆり花さく
野の百合
わが恋は 虹にもまして美しき いなづまとこそ似むと願ひぬ このあたり 君が肩よりたけあまり 草ばな白く飛ぶ秋の鳥 -----------------与謝野晶子---------

またモチーフにしてしまいました、与謝野晶子。

やはり私はこの情熱の歌人の作品が好きなようです。

さほど遠くない時代にも古代の人々の血を引く熱唱が

存在するようなイメージかなあ、と。

もうひとつのモチーフはご覧のとおり、

アールヌーボー風ですね(笑)ミュシャ風?

サイトを作り直していた時に昔の作品を見て、また描きたいなあ、と

考えていたのがアールヌーヴォー。

派手すぎず、地味すぎず、収まりとバランスのいい画面構成に憧れております。

もっともこれもかなり自分風ではありますが…。

もともとアールヌーヴォー自体が日本で生まれたようなものですし(笑)

それと葛の花を描いてみたいと思っておりまして、メインに据えたところ、

季節は早くも秋の風情と化してしまいました。

辛い夏はなるべく早く通りすぎて欲しいなあ、という願望もなきにしもあらず…(笑)

 

アールヌーヴォー風のフレームと円形の中の花のモチーフのみIllustrator作品。

着色や構成はPhotoshopです。こういう細かい作業は時間も手間もかかりますが、

やはり私は懲りないし、かなり好きなようですね(笑)

まほろば通信Gallery

Copyright (C) 2001-2023,Haruusagi All rights reserved.