まほろば通信Gallery
お正月にちらっとだけ見た古代エジプト関連の番組が頭の中に残っていたらしく、
こういう作品が出来てしまいました。エジプトの「太陽の舟」と同じような意匠のものが
日本の古墳の壁画にあるというのが興味深いなあ、と思ったり。
これもエジプトのものと同様に再生を願う祈りの意味があるのでしょうか?
…というわけで、これはタケルの「夢から醒めた夢」ですね。
からっぽの墓所の中のつもりです。
闇が怖いイメージで、もっとおどろおどろしく描きたかったのに、
意外と暗くない感じになってしまった(汗)
おどろっていうのは難しいですね(汗)
まあ、私が死のイメージを暗く感じていないからかもしれませんが(笑)
背景の壁画は資料をもとにして、でっちあげております。
私の独自の設定では4世紀くらいの話になりますので、埴輪もごく初期の形で、
まだ人物埴輪などが一般化していない頃を想定してみました。
どうせ描くのなら人物の方が楽しいと思ったんですが、設定上、無理っぽくて残念です。
どのみちフィクションなんだけど、こういうところにはつい、こだわってしまうんですね、私(汗)
背景に手間ひまかかったのは、石の表面とか埴輪の表面とか、
いちいちテクスチャまで作ってたせいかもしれません。
モニタでは見えないだろうな、と思いつつ、やっぱりやってしまう。
これもこだわりのひとつかなあ…。