まほろば通信Gallery

 花の褥 (しとね)
花の褥(しとね)で眠るのは あれは我が神 捕われて 牙を隠した 美しい獣 目覚めれば 敵と化す 変わらぬ宿世の生命(いのち)
いまならば 弑せる いかにもたやすく この手にある生命を なのに迷うのは何故か 手が震えるのは憎しみか あるいは怖れなのか それともこれが 恋着というものなのか
花の褥
いずれ滅びるものならば いま一度 賭けても悪くはないか 我が元に従わせて 飼いならしてしまえばいい 愛という名の美酒の 限りない酩酊のなかで……

描けるかどうかはわかりませんが、実はこういうシーンも頭の中にはあったりするのですね。

敵にはしたくない相手だから、味方に引き入れてしまうのはどうか?と考える輩がいたりする。

ちょっと揺さぶればそれが可能になるんじゃないか?という危うさがタケルの中にはあって。

本人もそれは自覚しているはずなのですが、だからこそ迷う…みたいな…。

…って、これ以上詳しく書けないですが、いずれはそういうエピソードも

なんらかの形にしたいなあ、と思ってはおります。いつになるかはわかりませんが…。

結構、意味深な場面なので、お好きに妄想してくださってもかまいませんです(笑)

ちょっと危ないなあ…っていう際どい雰囲気ってなかなかに好きだったりしますし…(笑)

 

それでね。床に散らせる花はやっぱり薔薇が一番イメージだったのですが、

さすがにそれは無理なので、躑躅の類いにしました(汗)

でも本当はこういう赤い躑躅ってないよね。むしろ皐月の方には存在しますけど…。

この色合いはフィクションなんです。これくらいのことならたまにはいいかな(汗)

まったく架空の花を描くというのも考えたんですが、やはり抵抗があったので。

カットの動物の線画はDoverのフリー素材を加工しております。

これくらい自分でも描ければ理想的なんですが…。

今回はチャレンジする気力がダウンしました。すみません…(泣)

 

 

 

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