まほろば通信Gallery

凍 夜 (とうや)
山間(やまあい)の谷で皆とはぐれ 早くも夜を迎えてしまった 寒空の下で野宿はきついが 火さえあれば一晩くらいはかまわない
ひさびさに二人きりで ずいぶん話した気がする 森の無音 林の静寂(しじま) いつのまにか 北の空から雪が追い付いてきたようだ
凍夜
---------- 雪は嫌いだ 振り込められると 息が苦しくなる 標(しるべ)の星も 掻き消されてしまう 辿って来た足跡も すべて消えてしまう 流して来た血の色も 犯してしまった罪の色も ただひたすらな白の中に埋もれてしまう
どこへ行けばいいのだろう なにを目指せばいいのだろう 凍てつく夜の森の迷宮 彷徨うのは 不安なこころばかり

自分で書いておいてなんですが、凍死するんじゃないかと思います(汗)

雪の屋外で野宿というのはどう考えてもあまりにも無謀だし。

せめて寒さをしのげる洞窟とかなにかを捜さないとさあ。

それでなければ頑張って人里まで帰るとか。

あまりにも軽装備だから危なくて仕方がありません。

なんだかそういう設定からして無茶だなあ、と自分でも思ったのですが、

どうしても雪の屋外というのを描きたかったのですね。しかも夜。

だから無理矢理な設定になってしまいました(汗)いくら焚火があってもねえ…。

お互いの体温だけが存在の証みたいなことはあるかもしれないですが。

…駄目だ。どう見ても凍死したいと考えているとしか思えない(汗)

なんでこういうシーンが描きたくなったのか、自分が一番謎だったり…。

 

雪の結晶、やっぱり描いてしまいました。

六角形だし、シンプルだしさほど時間はかかりませんでした。

どちらかというと、ここからブラシに加工する方が手間がかかりそうな気がします。

でも自分で作れば好きなように遊べますし。アイコンもたくさん作ってしまいました(笑)

背景の木の枝のシルエットはフリー素材の写真から抽出しました。

こういうのもいろいろと遊べそうな感じですね。

滅多に#000000の黒も使わない私、黒一色のように見えますが、実はそうじゃなかったり…。

目立たないところで凝ってしまうのも性分なのかもしれません。

 

 

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