弟橘媛だって、きっと万能じゃないよね、とか考えていたらこういう絵になりました。
彼女には機織りがちょっと弱点だったようですね(笑)
それでも下手でも好きな人のためには頑張って作りたくなるのが女心。
機織りの名手じゃなくても、少なくとも気持ちはありったけこもっていると信じて取り組みます。
滅多に計算違いなどはしない彼女ですが、幾度もやり直ししたために、
冬に間にあわなくなりそうなところでした。
きっと幾日か寝ないでお裁縫したりするのでしょう。
彼女に油断をさせたのは、しばらくの小春日和で、
綺麗に咲き競っていた山茶花の花かもしれません。
と、いうわけで冬の始まりを飾るのは山茶花かな、と思いまして。
椿と同じく日本原産の花らしいです。そのわりに万葉集などでほとんど記憶にないのは、
椿と混同されていたのかな?とも思ったり。
少なくとも「山茶花」の名前がついたのはもっと後世のことらしいですので。
古代の防寒対策というと、どうしても毛皮と重ね着しか浮かばない私(汗)
綿入れが出来るほど、綿花栽培もなさそうだしなあ…。
麻とか、身分の高い人なら絹あたりでしょ。寒そうですね(汗)
きっと現代人よりは皮膚も弱くないとは思いますけどね。
いつもはブラシで使っている葉っぱを今回は別の画像にして、大きなサイズを作ってみました。
こういう使い方の方がサイズ的には自在で便利かもしれません。
ぼーっとしながら描いていると弟橘媛の服が彼女の定番カラーになってしまいました(汗)
山茶花のピンク、というのも頭にあったからかもしれません。
冒険出来ないんだなあ、私も…(汗)
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