熊襲編。女装して単身宴の席に潜り込んだ小碓王子は案の定、
川上タケルに眼をつけられて口説かれます。
でも返事をしないでいると(声で男だってばれちゃうし)
恥ずかしがっているのだと思われて、
問答無用で抱き上げられて個人の部屋に連れて行かれます。
きっと小碓は目一杯緊張していると思われます。暗殺には好機なんだけど。
『まつろわぬもの』というのは征服者の論理だから、
のちには小碓もこれに気付いて苦しむのですが、それはまた後のことで。
川上タケルさんは女に弱かったために自分で危機を呼び込んでしまうのですが。
でもこれってすごくおいしい場面だよね。
古事記の中でも秀逸な場面かもしれません(笑)
モノクロで描くのは楽なんですが、あえてカラーにすると意外と
川上タケルさんの衣装に悩んでしまいました。
最初青系にしてみたらなんか違う。
なので茶系にしてやっとすっきり。
色が与える性格のイメージってあるよなあ、と納得。
背景の木々と月はフリー素材を使っています。
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