四季彩Gallery

月をこそ ながめなくれしか星の夜の 深きあはくれをこよひ知りんぬてる 月のすむ 空には雲もなかりけり うつりし水は こほりへだてて
星写す井戸
真砂なす 数なき星の 其中に 吾に向ひて 光る星あり
星を写す井戸ー杏珠ー

先日読んだ本の中で【深い井戸の底だと昼間でも星が見える】

というのがありました。

もちろんそんなはずはないでしょうが

 

どうしてそんな事が言われるようになったのか?

いや、実はこういう理由で本当に見えるんだよ

こう考えられていたから見えると思われていたんだ

 

など、本当にどんな些細なことでもよろしいので

【深い井戸の底だと昼間でも星が見える】ことについて教えて下さい!

よろしくお願いします

 

物理学的には十分根拠があるんです。

というのは、お星様から井戸に侵入した光は下のほうの水面で反射して井戸から覗き込んでる人の目に届きます。

水面の反射で光が減るのはお星様も周囲の散乱光も同じですから、光が井戸の中を往復する分、
実質的に井戸が長くなったのと同じになり、散乱光の除去能力が高くなるのです。

 

昔のように、ポンプじゃなくて、井桁を組んだような井戸とか、丸い穴だけの井戸で、
少し深くて綺麗な水を湛えてる所だときっとよく見えるでしょう。

 

2008年の「教えてgoo」のQ&Aより

 

 

3ヶ月ぶりの更新になってしまった。

あこの絵の元ネタはこの「星見の井戸」だったんですが、なぜか星を写す井戸という、

ちょっと意味合いが違う作品になってしまったのです(^^;)

まあ、真意としては昼間の光の中だけでは見えないものがある、

その存在に気付くのも叡知である、というような……なんとなくそういう意味かな……。

 

まあ、回答者の方のおっしゃるように井戸の上からのぞいても見えたと言うことで、

多分そういう意図で描いたんだと思います。制作期間が長すぎて忘れそうです。

今年は作品数が少なくて寂しいですね。

もう少し増やしていければ、と願っております。

 

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