四季彩Gallery


百とせの 花にやどりて過ぐしてき この世は蝶の夢にぞありける ませにさく 花にむつれて飛ぶ蝶の 羨しきもはかなかりけり あきののの 千草のはなにとぶてふの 命にたのむ露もはかなし
瑠璃珠の森

なぜか古典にはあまり歌にされていないのが蝶です。


昔から人の魂の化身のように思われていたからかもしれません。

 

瑠璃珠の森 少年

モルフォチョウ(モルフォ蝶・学名Morpho)ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

北アメリカ南部から南アメリカにかけて80種ほどが生息する大型のチョウの仲間。

"Morpho"は、ギリシャ語で「形態」・「美しい」を意味し、アプロディーテー

およびウェヌスの形容語句でもある。

分類上はタテハチョウ科・モルフォチョウ亜科・モルフォチョウ族・

モルフォチョウ属に分類される。モルフォチョウ亜科はモルフォチョウ科(Morphidae)

という独立した科で扱われることもある。

 

体にくらべて非常に大きな翅をもち、さらに翅の表側に金属光沢をもつのが特徴である。

この光沢はほとんどの種類で青に発色する。

これは翅の表面にある櫛形の鱗粉で光の干渉が起きるため、光沢のある青みが現れる。

このような現象を構造色という。また、不規則な軌跡を描いて速く飛ぶのも特徴である。

鮮やかな翅の色を持つのは雄で、ほとんどの雌は雄よりも地味な茶色か青みが少ないことが多い。

 

翅の裏側には褐色や灰色のまだら模様がある。また、翅の裏には目玉模様(眼状紋)が

ある種類がほとんどで、分類上はジャノメチョウに近縁とされている。

翅の表裏の色の変化で天敵を驚かせると考えられている。翅を閉じていると目立たない。

 

森林に生息する。幼虫はマメ科の植物を食べる。成虫の寿命は約1ヶ月で、

毒があるため捕食者はあまりいない。成虫は花の蜜よりも腐った果実、動物の死骸、

キノコなどを好む。雄は川沿いなどをパトロール飛行する習性がある。

 

Wikipediaより

 


最初は杏珠のつもりで描いていたんですが、下書きが出来た段階で少年になっていたので、

じゃあ少年のままでいいや、と路線変更。そもそも水干なので、杏珠が着たら男装になります。

 

それでもってモルフォ蝶にしたいなあ、と思ったもので、珍しいこういう色の装束になりました。

伝統装束ではこういう色はないと思います。構造色というのがいいんだよね(^_^;)

 

手にしたランタンは当初は鬼灯の色に売るつもりでしたが、違ってもいいなあ、と思って。

中には地球が入っています。  「青」というと必ず地球を思い出します。

どんな宝玉よりも大切なもの。で、蝶が魂だとしたら、これから生まれるという意味かな?

 

…そういうことを考えて描いているわけではないんですが、なぜか勝手にそういうふうに

なってしまうから不思議です。やっぱりイメージは天から降りてくるなあ、と (^_^;)

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