四季彩Gallery

あしひきの 山のま照らす櫻花こ のはるさめに咲きにけらしも 
きのふまで おもかげに見し白雲の けふは色そふ山ざくらかな 
雲やたつ 霞やまがふ山ざくら 花よりほかも花と見るらむ
花さそふ なごりを雲に吹きとめて しばしばにほへ春の山かぜ 
やまざくら 袖に匂ひやうつるとて 花のしづ くに立ちぞ濡れぬる 
やまざくら 春のかたみにたづぬれば 見る人なしに花ぞ散りける

ヤマザクラ(山桜)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992)

(Synonym : Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz., 1911)

バラ科サクラ属の落葉高木。

日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。

サクラの仲間では寿命が長く大木になる。

ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。

多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)ので、

これがソメイヨシノと区別する大きな特徴となる。

日本、台湾、韓国、北朝鮮に分布。開花時期は3-4月頃。

ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、

開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、

樹の形など様々な変異がある。

同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、

同じサクラでもソメイヨシノと異なり、

短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。

ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、

このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。

新芽から展開しかけの若い葉の色は特に変異が大きく、

赤紫色、褐色、黄緑色、緑色などがあり、裏面が白色を帯びる。

花弁は5枚で、色は一般的に白色、淡紅色だが、淡紅紫色や

先端の色が濃いものなど変化も見られる。樹皮は暗褐色または暗灰色。

家具の材料としても人気が高い。樹皮は樺細工などに利用される。

「吉野の桜」とは、本来この山桜を指すものであり、

日本の象徴とされた桜でもある。

長寿な種であり、尾所には樹齢500年を越えるものが見られる。

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

貴方に微笑む・純潔・高尚・淡白・美麗

 

 

「桜Exhibition」の出品準備のために描いた2作目です。

これの前に描いた作品とどちらかより納得出来る方を出品しようと思いまして…。

で、比較すると、やっぱりこちらは製作中の余裕のなさが如実に出ていて、

背景なども継ぎはぎで、構図も凡庸だしなあ…と思ったので、こちらはやめようかなあ、と。

いや、別に変に手抜きをしたとかじゃないんですが、自作のパーツの使い回しはしました。

 

何年も昔に描いた桜の精がちょびっと成長したイメージです。

もう数年どころじゃない昔だよね~。見直していませんが、当時髪の塗りなどをどうやったか

思いだせなくて、今のやりかたで塗ってみたら、なんとなく平板な感じにも見えます。

淡色の髪の塗りはいつも難しいです… (ーー;)

 

女の子にも水干を着せたがるのは私の好みだからですね (^_^;)

子供の頃は男女どちらが着ても可愛いと思います。

で、手にしているのは阮咸。この楽器はデザイン的に自分の好みなのでよく描きますね。

そもそもは撥で弾くのかな?と思いつつ、つま弾きの方が絵になるもので…。

 

もう1点の桜の絵は桜EXが済んでからの掲載になるかもしれません。

(そちらの方が先に描いたんですが…)山桜と普通の桜(染井吉野)の違いです。

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