四季彩Gallery

しげりゆく 夏野の草のふかみどり なびく葉ずゑの風ぞ涼しき うすけれど 衣(ころも)は千重(ちへ)のここちして 吹けども風の身にぞさはらぬ 夏の風に なりゆく今日の衣手の 身にしまぬ色ぞ身にはしみける
風ふかみどり
たちかふる わが衣でのうすければ 春より夏のかぜぞすずしき 吹く風に 我が身をなして草しげみ 葉分けをしつつ逢はんとぞ思ふ

ふかみどり【深緑】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

色名の一つ。JISの色彩規格では「こい緑」としている。

一般にも濃い緑色のこと。染色の色名でもある。

8世紀に施行された養老令の規定では、朝廷への出仕に着用する

朝服(ちょうふく)の六位の色とされる。浅緑の対語で、浅緑は七位の色。

生い茂った樹木の暗い緑の形容にもよく用いられる。

類似の色には松葉色、千歳緑ちとせみどり、常磐ときわ色などがあり、

いずれも常緑針葉高木の葉の色がイメージされている。

 

コトバンクより

 

 

 

最初に見かけたイメージがどこのものだったのか、はっきり思い出せないのですが、

おそらくネットの中でか、あるいはテレビのCMあたりか、

もしくは写真作品だったのかもしれません。

そういうことが思い出せないにも関わらず、ふと蘇ったイメージというのがありました。

磨き抜かれた寺院の木の床に、反射して照る、色鮮やかな庭の紅葉。

そのイメージが描きたくなったんですね。

すると同時にそこにたたずむ白狐の姿も見えてしまったのです。

…で、こういう作品が生まれた次第です (^_^;)

 

もとが紅葉の季節でしたが、別に紅葉にこだわる必要もないだろうし…というので、

あえて新緑の庭園を背景にしてみました。

京都だったら、もしくは歴史のある寺院だったら珍しくない光景のようにも思えますし。

神さまのお使いではありますが、別に寺院だから立ち寄れない存在でもないようです (^_^;)

お使いの途中でちょっとひと休みとかしてそうだなあ…と。

 

 

このごろよく見かける鏡像反転とでもいうのかな?

それを是非ともPhotoshopでやりたかったんですが。

実際にやってみたら、あっけないほどに簡単でした。

マスクをグラデーションにするだけだった。

こんなシンプルな方法でそれなりの演出が出来るんだから、

なるほど、流行るわけだ、と納得。

 

むしろ背景の庭を描く方が手間ひまかかりましたけど… (^_^;)

以前なら、背景の場合はひたすら乗算モードを多用して描いておりました。

あれはあれなりに幻想的な幸かが出せますが、

でもリアルに近いものは通常の不透明モードの方がいいようですね。

背景の厚塗り方法とでも言うべきかな?不透明水彩とかアクリル絵の具で描く感じです。

実は前回の桜もそのやり方で描いたので、

今後はそちらがスタンダードになるかもしれません。

 

 

 

ぼーっと作業をしていると、そのキャラクターに関することが

勝手にいろいろ見えてきたりもします。

この白狐も何度か描いているうちに少しずつ

プロフィールのようなものが見えてきました。

 

風ふかみどりー白狐ちゃんー

いろいろといわくがありそうな感じですし、

そのうちに「お話」を連れてきてくれるかもしれません。

その時が非常に楽しみですね〜 ( ´▽`).: ルン♪:+・

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