四季彩Gallery

天に去る 薔薇のたましひ地の上に 崩れて生くるひなげしの花 雛罌粟は たけなはに燃ゆあはれなり 時もところも人も忘れて けふの世に 歩み入りける日の初め かすかに見ゆるひなげしの花
雛罌粟(ひなげし)
恋しげに 覗けるは誰れ靄立てる 夜明の家のひなげしの花 初夏や 耳には聞かぬ轟きの うづまくもとのひなげしの花 あかつきに わが来ることを知るごとし 初夏の野のひなげしの花 ーーーーーーーーーーーーーーーー与謝野晶子

ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟(コクリコ)ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学名:Papaver rhoeasは、ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。グビジンソウ

耐寒性の一年草で、草丈50cm?1m位になる。

葉は根生葉で、羽状の切れ込みがあり無毛である。

初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5〜10cmの

赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。

現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。

ケシやオニゲシに比べるとずっと華奢で、薄い紙で作った造花のようにも見える。

 

移植を嫌うので、9月下旬から10月中旬頃に、花壇に直まきする。

覆土はタネが見え隠れする程度でよい。かなり細かいタネなので、

重ならないように丁寧に蒔き、発芽してきたら間引いて、

株間が30cmくらいになるようにする。

 

グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。

秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。

項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、

死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った後、自刃した。

彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。

なお虞美人の自刃云々については、女性の貞操がとやかく言われるようになった

北宋代からであり、『史記』、『漢書』ではそのような記述は無い。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

七色の恋・心の平静・慰め・乙女らしさ

感謝・別れの悲しみ・休息

 

赤・・・「慰め」

白・・・「忘れっぽい」「慰め」

 

 

Wikipediaより

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクターメインの構図作品

 

雛罌粟キャラクターメイン

どこのカテゴリに入れようかと悩みましたが、個人的に子供の頃から生活の中で

見かける機会が多かったのが、このチマ・チョゴリです。

だからやっぱり「和風」の中に入れても自分なりには違和感があまりなかったりします。

 

とにかくチマ・チョゴリが描きたくて始めた作品ですので… (^_^;)

韓流ブームとかそういうものが影も形もなかった昔から、うちのご近所にごく普通に

在日コリアンの方々が暮らしておられましたし、たまに拝見するフォーマルなチマ・チョゴリ、

特に若いお嬢さんがたの華やかで可憐な衣装は子供心にも憧れが募るものでした。

 

まあ、着物以外ではリアルに見たり触れたりすることが出来た

唯一の民族衣装と言えるかもしれません。

着物ともどこか共通点がありそうですが、今ではかなり違う形に

発展していったのも非常に興味深いですしね (^_^;)

あの、ふんわり拡がる優雅なチマは憧れ以外のなにものでもありません。

 

 

 

以前に韓国の国花の厶グンファは描いてしまいましたので、今度はなんの花を…、

と考えていましたら、なぜかいままで書く機会がなかった雛罌粟の花が思い浮かびました。

ひなげし、コクリコ、アマポーラ…。いずれの呼び名も可憐で可愛いイメージがありますし、

やはり少女のイメージそのものではないかと思いましたので… (^_^;)

 

でも、この花には色のバリエーションも多いんですよね。

オレンジや黄色、ブルーの花もありますし。

今回はあえてピンク系と白と少しだけの赤を選びました。

それでも色の数だけ描くのは手間取りました。線画は一つしかないんですが、

カラーはそれぞれ違うし、葉っぱや花の組み合わせも違います。

 

遠景に陰影風に東屋を入れようかと思ったら、これもかなり真面目に描かないと

形にならないようになってしまいましたし…。まあ、でも楽しかったからいいかな (^_^;)

 

 

 

花に隠れてよくわからない衣装のために、キャラが中心の構図まで作ったりして…。

時間は非常にかかりましたが、やはり楽しい創作時間でした (^_^)

おかげでイライラも見事にどこかに消えましたしね〜 (^_^;)

 

 

 

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