四季彩Gallery
「惟神」(かんながら)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一説には、神道とは惟神の道(かんながらのみち)であり、
「ただあるがままを生きる。この世には人智を超えた神々の計らいがあり、
その中をただ自然に生きることこそ大切」
とも言われるが、その根幹にあるものは
森羅万象や祖霊、死者への畏敬の念である。
古来、日本人は「人道」に対する「神道」という、人道よりももっと高度な、
善悪を超えた、宇宙や地球の法則のようなもの、
人類も含めた「物・事の在り方」
「道(みち)」をその精神の中心に置き、大事に伝承し、
国民全体に普及させる努力を重ねて来ていた。
それは、新嘗祭などの日本古来の伝統的な「祭事」にも表れている。
Wikipediaより抜粋
えーと…、この作品は一応昇ったばかりの太陽を背景に
描いたつもりなんですが、見えますでしょうか?
どちらかというと夕焼けとか黄昏の背景の方が描きやすい気はするんですよね、
全体に光が淡い感じなので…。
夜明けの光は本当に光明、という感じで強さがあると思うんですが、
それがちゃんと表現出来たかどうか、
いまいち自信が持てないあたりがなんとも…、なんですが… (ーー;)
龍というのは古来からの自然神のイメージとして、最も描きやすいモチーフではあります。
水神さまのみならず、他のいろいろな自然のイメージとしてもおかしくない感じですし…。
本来は中国から伝わったイメージだと思いますが、
個人的にはきわめて日本的なもののように思えるのが不思議です。
それくらい私自身の育ってきた背景に普通に存在していたような気がします。
この作品のイメージもそのあたりから、降りてきたような感じですね〜。
まあ、作品のイメージはいつだってかなり唐突にやってくるものなんですが。
とりわけ、神さまとか自然神とか、天使とか、そういう象徴はあちらから来ていただかないと
形に出来なかったりするんですね。これも不思議といえば不思議です。
もともと私が既成の宗教にとらわれないというか、
こだわりがない人間だからかもしれません (^_^;)
巫女の千早の文様は緑系統が一般的なんですが、いろいろ試みて、今回は淡いピンク系統が
しっくりしたので、それで決めました。天冠の上の鳳凰の飾りも本来はお能のモチーフかなあ、と
思いつつ、朱夏ちゃん(杏珠の守護神、朱雀)のことが頭にあったのでこの形に… (^_^;)
私自身はお絵描きする時にはあんまり考えていないような気がします。
それぞれがわりと勝手に好きな形を取っていくのが楽しいですね。
まあ、いずれにしてもこういう形の作品が私なりの「祈り」の形なんだろうな、と思います。
わずかなりとなにかを感じてくださる方が一人でも多くなれば嬉しいなあ、と願う次第です。