四季彩Gallery

いちめんのなのはな!
純銀もざいく
どこまでも ひかり きらきら

菜の花ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

菜の花(なのはな)は、アブラナまたはセイヨウアブラナの別名のほか、

アブラナ科アブラナ属の花を指す。食用、観賞用、修景用に用いられる。

 

大別して、蕾の目立つ頭頂部をまとめたタイプと、

掻き取った脇芽(蕾が無い)を袋詰めにしたタイプが主流となっており、

前者は在来種アブラナ系、後者がセイヨウアブラナ系とされる。

セイヨウアブラナは固く筋っぽくなりやすい反面、在来種より

苦みが少なく甘みが強い特徴がある。

 

春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩でもある。

現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなったが、

その他のアブラナ属の野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、

その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれている。

 

セイヨウカラシナは、丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂するため、

河川敷や堤防、空き地に播種し、菜の花畑を作るケースがある。

なお、建設省が堤防強度の低下予防を理由に、

除草剤で駆除していた時期がある。

 

Wikipediaより

 

 

 

純銀もざいくー菜の花ー

放射能で汚染された土地に菜の花などのアブラナ科の種を蒔くと

化合物に対する耐性が高いため、土壌汚染除去に使われることが多いそうです。

実際にチェルノブイリではこの効果が実践されているそうです。

「菜の花プロジェクト」と呼ばれているそうです。

 

種には放射能が含まれないそうで、菜種油を搾って、

それをバイオディーゼルとして使用することも可能とか。

 

これはこの先の福島でも有効なことではないのかな、と

大きな期待を寄せてしまいますね。

 

食べても美味しく、さらに綺麗な花が生物として懸命の効果を

果たしてくれていると思うと、その貴重な植物の恵みと、

さらには地球の愛情のようなものを感じて涙が出てきます。

 

人類は彼らに何をもって返礼が可能なんだろう?と思うと、

おのずからこの先の人類の歩むべき方向性が見えてくるようにも思えます。

 

自然はつくづく偉大です。それを力ずくで制御するようなことは

人類の大変な思い上がりかもしれません。

 

そういうふうな祈りも込めてこの作品を描きました。

 

 

 

この前の作品で慰霊の祈りを捧げたので、必然のような流れでこういうテーマになりました。

 

 

原発事故がらみでいろいろ調べていた時に、実際にチェルノブイリで行なわれている

「菜の花プロジェクト」を知りました。その事実になんだか泣けてしまいました。

自分の身を持って除染をしてくれている菜の花に対して、

非常に大きな愛情のようなものを感じたからです。

 

植物はあくまでも無言です。木々たちも花々もひとことの文句を言うこともなく、

地球の上の多くの命を支えてくれています。食物連鎖とか、酸素の供給とか

彼らが我々やあらゆる動物に対して無言で生命を与えてくれていることに

心から感謝しないではいられなくなりました。

私たちはどれだけ自然の愛情に支えられ、守られて生きているか、

いままで気付かなかったことに大変申し訳ない気持ちになりました。

 

 

限りない感謝の気持ちを込めた菜の花です。

山村暮鳥の詩は10代の頃から大好きでしたし…(^^;)

ずっと未来までも大切に守り続けたい風景でもあります。

 

 

 

目立ちませんが総絞りの菜の花色のお着物です。

普通の振袖を描くのはひさびさかもしれませんね。ひさびさでまた楽しかったです(^^;)

 

副産物として、鹿の子絞りの新しい柄も出来ましたので、近いうちに素材として

アップしたいなあ、とも考えておりますが…。

 

 

いつもアップで花を描くのが定例になっていますが、こういう全景はあまり描かないですし、

それらしく綺麗に、というのにちょびっと苦労しました。

これをきっかけにもっと風景画の練習がしたいなあ、という目標も出来ましたし。

 

せっかく足の先まで描いたから、それも発表したいと欲張ったために

菜の花の背景のおまけ作品も出来てしまいました(^^;)

 

遠からず福島にもこういう風景が拡がるようになるかもしれません。

その時人びとが心豊かであればいいな、と祈っております。

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