四季彩Gallery

たまゆらの 露も涙もとどまらず なき人恋ふる宿の秋風 をはり思ふ すまひかなしき山かげに たまゆらかかるあさがほの露
秋のたまゆら
きのふまで かをりし花に雨すぎて けさは嵐のたまゆらの色 たまゆらの 露も涙もとどまらず 亡き人こふる宿の秋風

ノブドウ(野葡萄、Ampelopsis glandulosa var.heterophylla)ーーーーーーーーー

 

 

ブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木。

日本全国のほか東アジア一帯に分布し、アメリカにも帰化している。

やぶに多く見られ、都市でも空地などに見られる。

 

葉はブドウやヤマブドウに似ることもあるが、別属であり、

特に花序が下向きにぶら下がるブドウ類とは異なり、

上に伸びて平らに枝を広げる点はむしろヤブガラシなどに似る。

変種にテリハノブドウ、キレハノブドウ(f. citrulloides)などがあり、

葉の形などが異なる。

 

果実は食べられないが、熟すと青や紫などに色づき

光沢もあって美しいので、園芸植物として栽培されることもある。

果実は虫こぶになることも多い。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

慈悲・人間愛・あなたに頼みます

 

 

 

Wikipediaより

 

これも前から描きたかった野葡萄ですが、実を美化してます(^^;)

実際の野葡萄はこんなにクリアな感じの実じゃなくて、もっと斑点が入っていたり、

虫こぶのせいで変形していたりするようですが、

やはりそこは真ん丸な綺麗な「珠」にしたいので、わざと汚しませんでした。

ちょこっと「宝石」っぽいイメージにしたかったですし…。なにしろ「珠」ですから。

綺麗な丸のためにわざわざIllustratorで線画まで描きました。

単なるこだわりといえばそれまでですが、手描きだと円形は難しいです。

葉っぱも蔓もIllustratorでの線画。ここまでくるともはや手描きにこだわる

必要はないのかもしれませんね。ただ、寝ころんで描くという

横着なことが不可能になるだけで…(^^;)

 

実の色がさまざまなので、杏珠の単衣の色もグラデーションにしてみました。

花や実の色彩をどういうふうに着物に反映させるか、っていうのも毎回楽しみのひとつです。

だから飽きないんだろうな、きっと…(^^;)

原色にならない上品さが「和」なんですよね、たぶん。

 

 

秋だから、もうちょっとくすんだ感じの緑になるかな?と思ったんですが、

オーバーレイモードでテクスチャをいくつか重ねたら、妙に明るくなってしまい、

これはこれでいいかあ、と開き直ってしまいました(^^;)

偶然が最適な効果を生むことがあるのがCGの面白さですしね。

 

 

 

ちなみに、野葡萄を歌った和歌を捜しても見当たりませんでした。

都ではあまり知られていなかったんでしょうか。

そのあたりが素朴な感じでなんともいいんですが…。

…なので、「珠」→「露」→「たまゆら」って感じの連想です。

 

いろんな花が一斉に咲く感じがして、春と秋の花暦は忙しいです。

費用的に無理な感じですが、出来れば来年のカレンダーとかも作りたかったなあ…。

 

 

 

 

Copyright (C) 2001-2023,Haruusagi All rights reserved.