四季彩Gallery

小春日和
小春日和
人まへを 袂(たもと)すべりしきぬでまり 知らずといひてかかへてにげぬ 『あらざりき』そは後(のち)の人のつぶやきし 我には永久(とは)のうつくしき夢 ----与謝野晶子---

困った時の杏珠頼み、というのでモデルになってもらいました。

そうはいっても「めぐ」の仕様は微笑みバージョンではないので、表情は脚色していますが。

振袖の色も初めは黒にするつもりが気がついたら深緑に…。

でもこれはこれでシックでいいかなあ、と思います。

めぐには似合わない着物の色ってないですね、多分。

さすがに和装のために生まれてきた子だなあ。

花は可憐な秋明菊です。菊とはいえども本当は菊とは別種の花らしいです。

学名の中に「アネモネ」という言葉が入っていたりしますし。

ともあれ秋の終わりにひそかに咲く花です。淡いピンクも少女に似合う色だなあ、と。

 

今回は和風の素材集が大活躍しています。着物の柄とかね。

帯に使った柄なんか、どこかで見たことあるなあ、と考えていたら、

掛軸を作っていた時にこういう柄の布を使っていたのでした。

微妙にモダンな和柄です。背景はやはりしっとりと和紙を使いました。

「お洋服欲しいな」となにげにモデル代を要求されているこの頃だったり…(汗)

 

Copyright (C) 2001-2023,Haruusagi All rights reserved.