古代日本Gallery

白妙に雲も霞も埋れて、雲も霞も埋れて、いづれ桜の木ずゑぞと、 見渡せば八重一重、げに九重の春の空、四方の山並みおのづから、 時ぞと見ゆる気色かな、時ぞと見ゆる気色かな。 (謡曲・田村~岩波・新日本古典文学大系「謡曲百番」)
天地有情
天地有情ー杏珠
天地有情ー杏珠のアップ

南木佳士さんのこの文章、季節や天候に体調も気分も揺さぶられてきた人間には

無条件で理解できるものがありますね。人間もやはり自然の一部だというのは

わかりすぎるほどわかります。感情的な世界かあ。それもなんだかわかるなあ。

 

個人的なことで右往左往していても、まあ、自然も同様に心のどこかにあって、

揺れていると思えば、逆に気持ちが落ち着いてくるから不思議です。

 

今回の3部作は全てのイメージが一度に降りてきて、描きたくてたまらなくて

そうして無事に完成に至ったという、何者かに「描かされた気がする」印象が大きな作品でした。

タイトルも同時に降りてきたのですね。なんだかえらくスケールが大きなテーマだなあ、と

思いましたが、今回はひときわ「描かされた」みたいです。これだけの期間に邪魔が

入ることなくスムーズに行くというのもそんな感じですね。

 

とにかく非常に楽しかったことを記しておきます。

私の場合、人ではない何かに描かされる感が大きなことがあるのですが、今回はそれの

最たるものでした。

 

謹んで求められた神様(かどういう方かわかりませんが)に献上致します(^_^)

ありがとうございました。

 

 

あ、でもクリアファイルとかは作りたいです(^_^;)

 

 

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