古代日本Gallery

近江の海 夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのにいにしへ思ほゆ 伊勢の海の 礒もとどろに寄する波 畏き人に恋ひわたるかも 海山も 隔たらなくに何しかも 目言をだにもここだ乏しき 海原の 沖行く船を帰れとか 領巾振らしけむ松浦佐用姫
生々流転 縦長
海の底 沈く白玉風吹きて 海は荒るとも取らずはやまじ 海の底 沖つ白玉よしをなみ 常かくのみや恋ひわたりなむ 海原の 道に乗りてや我が恋ひ居らむ 大船のゆたにあるらむ人の子ゆゑに 鯨魚取り 海や死にする山や死にする 死ぬれこそ 海は潮干て山は枯れすれ 万葉集
生々流転

せいせい-るてん【生生流転】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと。

▽「生生」は物が次々と生まれ育つこと。

「流転」は物事が止まることなく移り変わっていく意。

「生生」は「しょうじょう」とも読む。

 

生々流転ー杏珠

三部作の2作目です。

 

このタイトルは最初から決まっていたので、これはもう水の循環しかないだろう、と。

他にもイメージはありそうですが、水とブルー系のイメージしか浮かびませんでした(^_^;)

 

まあ、三部作だから、これでいいのだと思います。おまけで虹まで出ましたが(^_^;)

 

象徴的な魚まで描きました。「森羅万象」が象徴的な蝶でしたので、今度は魚。

何れにしても人の生涯と縁が深そうな生き物だと思います。

 

勘のいい方は3作目の象徴に気がつかれたかもしれませんね。

先にイメージありき、で意味は後になってからわかることも多いのです。

 

うまくいけば今年中に3作目も描けるのかな?まあ、欲張らずに参りましょう(^_^;)

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