古代日本Gallery

 寧楽野(ならの)の秋
秋風に 靡く川辺のにこ草の にこよかにしも 思ほゆるかも
寧楽野の秋
神さぶと いなにはあらず秋草の 結びし紐を解くは悲しも 秋風は 日に異に吹きぬ 我妹子は いつとか我を 斎ひ待つらむ

万葉も終わりに近付いた時代、都も奈良にあるくらいの時代を描いてみたいなあ、

となんとなく遊んでいるうちに、すっかり秋も深まった感じの絵になってしまいました。

秋野って好きですね。春や夏とはまた違う風情があります。

それに秋はなんとなく紫や黄色の花が多いような気がしたり…。

意外なことに竜胆をカラーで描いたのもはじめてだったりします。

今年はいろいろとはじめての画材をモチーフにすることが多いのですが、

どれも描いてみればそれなりに楽しいですね♪特に苦手意識があるわけじゃなくても、

どうしても好きな花をメインに描いてしまうことが多いですしね。

…そんなわけで、これは今年の秋の壁紙用にもってこいかなあ、という作品になりました(笑)

 

背景に使っているススキの葉っぱなどは実はDorverのフリー素材を加工して使ったりしております。

ちょうど日本の動物と植物をテーマにしたクリップアート集がありまして。

これがなかなかに便利なんですよね♪

昔、まだパソコンのなかった時代にも江戸以前の日本の筆のタッチを生かした素材集などがありました。

あれが家の中でどこへ行ってしまったのか、現在行方不明中(汗)

独特の筆のタッチは生かして使えば本当に日本的な画面になると思います。

Dorverのクリップアートは本当に便利です♪

 

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