「沙来(サライ)」の対になるイメージで描いてみました。
シルクロードのイメージの楽器つながりですね。
今回は琵琶です。この形は正倉院に伝わるかの有名な螺鈿紫檀五弦琵琶をモデルにしています。
装飾もなるべく似せようとはしたのですが、わざと変えた部分もあります。
まあ、雰囲気だけでも伝われば、と(笑)タイトルにも深い意味はありません。
ただテーマカラーを赤にしようと決めて、
だったら宝石は紅玉かガーネット(柘榴石)だなあ、と思いまして。
現実には存在しませんが、旅人が幻に描く宝石のオアシス、みたいな感じですね。
シルクロードの文物は永遠の憧れを掻き立ててくれます。
そのイメージで髪型も大陸風にしてみました。
この前と同様に円形パターンと琵琶の線画はIllustratorで描きました。
「沙来」の時は線画の段階で人物と合成したのですが、
今回は琵琶のみは別に仕上げてから合成しました。
背景の地模様は今回は自作ではなくて、素材集の鉄線の小紋柄を使っています。
しごく日本的な文様かと思いきや、意外にもぴったりはまったので、
すごく得した気分になりました(笑)
やはり文様は世界的なつながりがありますね。
古代日本Gallery