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 白 秋 歌 (はくしゅうか)
白秋歌
あらたまの 月立つまでに来まさねば 夢にし見つつ思ひぞ我がせし (大伴坂上郎女)

150000HITのキリ番リクエストで大伴坂上郎女をいただきました。

彼女については以前一度絵にしていますが、髪型などの細かい部分は忘れていて、

昔の自分の作品を見返しながら描きました。

秋の背景で月があるといいなあ、ということでしたので、

月といえば必然的に萩の花よね。それも一面に咲き乱れているのがいいなあ、

という私の趣味に走った画面になってしまいました。

彼女のイメージは恋多き情熱の歌人である同時に、大伴家の家刀自とう印象も強いです。

家持にとっても彼女の影響力が強かったから、

もしかして万葉集が生まれたりしたのかなあ、とかいうのは考え過ぎでしょうか。

とてもしっかりした存在感のある女性ですよね。

 

 

萩の花や領布などは別に描いての合成ですが、

萩の葉っぱの丸い感じを出すために、新しい葉っぱのブラシを作りました。

でもサイズの関係でブラシとして利用するよりも

コピー&ペーストになってしまいましたが。

やはりここは普通の葉っぱでは駄目でしょうしね。

で、装束の文様などにもあれこれ手をかけたおかげで完成画像は

140MBという重さになってしまいました(汗)

ちょっと空間恐怖症の入った背景かもしれません(笑)

 

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