秋なので、なんとなく正倉院の宝物の写真など眺めておりまして、
そこから生まれたイメージの絵だったりします。
正倉院の宝物ってじっと眺めていると、
エキゾチックなのになんとなく懐かしい感じがするんですよね。
こういう感慨は現代人独特のものなのかどうかはわかりませんが、
古代、外国といえばやはり西にあるという意識でしたでしょうし、
はるばる海を越えて渡ってきたものに
不思議な懐かしさを感じた人だっているのでは…と思いました。
最初は阮咸とか琵琶とかの楽器を描こうかなあ、と思ったのですが、
なぜか曖昧なイメージの図形に…(汗)
要するにこの模様が描きたかったのかもしれません。
彩度を落としたいと思ったので、全部の下敷きに和紙を使いました。
落ち着いて見えるから秋らしくて正解かな、と思ったり。
当然、模様と領布は別に描きました。
画面の処理は前作のおさらいみたいなものですが(笑)
古代日本Gallery