そっと耳をすませて、この世のものならぬ天上の音楽を聴こうとしている乙女の図。
多分自分の持っている楽器で再現したいという気持ちなのでしょう。
まれにそういうことってありますよね。
自分で生むのではなくて、音楽が勝手に降りてくる、
それを自分は奏でるだけ…という、ミューズの降臨を待つ時。
そういうイメージで描いてみました。
彼女の持っているのは阮咸のつもりですが、
本物を見たことがないので、正確さに自信はありません(汗)
人物と背景と領布はそれぞれ別に描いて合成しました。今回悩んだのは阮咸の弦です。
最初は線画にちゃんと描いていたのですが、
消えてしまい、仕方がなしにパスで描き直すはめに。
でもこういう線を描くのはやはりパスの方が綺麗なので、
最初からこうすればよかったかも。ちょっとお勉強になったかなあ(笑)
古代日本Gallery