氷高皇女、のちの元正女帝。とても個人的なイメージですが、
美貌を詠われたこの人の少女時代から、即位に至るまで、
なぜか私は深い静けさをたたえた森の奥の清らかな沼を連想してしまいます。
このイメージはどこからくるのでしょうか。
祖母の持統女帝とつい比較してしまうからかもしれません。
孤高のイメージもあるのですが、心の奥の隠沼に静かに眠らせていたのは
一途な想いだったのか、夢だったのか…そういう諸々の連想から
こういう絵になってしまいました。
典型的な水の反射を描き込もうかとも思ったのですが、
この場合はそうじゃない方がいい気がして、
もやのかかったような水の表現をしてしまいました。
成功しているかどうかは別ですが(笑)
背景と白鷺はそれぞれ別ファイルに描いて合成しました。
古代日本Gallery