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前から一度描いてみたいなあ、と思っていた女神、ニケです。
かなり昔の話なんですが、当時漫画家をやっていた友人がおりまして、
彼女のファンタジー作品の中に出てきたキャラの中で印象が強かったんですね。
日頃は女神の姿ではなくて、ショートカットのボーイッシュな少女の設定でした。
思えばギリシャ、ローマ神話の中でも有翼の女神は珍しい存在ですよね。
どこかにのちの一般的な天使のイメージがだぶったりします。
ニーケー(古典ギリシア語: Nīkē)ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギリシア神話に登場する勝利の女神。
日本語では長母音記号を省略しニケともいう。
ローマ神話ではウィクトーリア(ウィクトリア、Victōria)と呼ばれる。
ティーターン族の血族パラースとステュクス(冥界の河)の子。
兄弟は、ゼーロス(鼓舞)、クラトス(力)、ビアー(暴力)。
ティーターノマキアーには、ステュクスの命により
オリンポス側につき、ゼウスに賞されたという。
一般には有翼の女性の姿で表される。
アテーナーの随神だが、アテナの化身とする場合もある。
しかし、ローマ神話においてウィクトーリアとなると、
マールスに付き従うようになっている。
アテナイのパルテノン神殿の本尊であったアテナ神像では、
右手の上に載せられていた。サモトラケ島で発掘された彫像
「サモトラケのニケ」(ルーヴル美術館所蔵)が有名。
英語ではナイキ (Nike) と発音。世界的スポーツ用品メーカー
「ナイキ」社の社名はこの女神に由来。
トレードマークはこの女神の翼をイメージしたもの。
Wikipediaより
この作品のイメージをあれこれしている最中に
「サモトラケのニケ像のレプリカが欲しいなあ」とか考えておりました。
そう、ルーブル美術館に展示されているあの像ですね。
あれの30センチくらいのミニサイズがあればいいなあ、と
実は今でも思っております(^^;) 時々オークションなどでは見かけますが、
まだまだ高価な部類ではありますよね〜。
まあ、あの像は子供の時から好きだったからなあ。
それなりの思い入れがあっても仕様がないかもしれません(^^;)
この女神の顔を描きながら、あー、やっぱりタケルって女顔なんだなあ、と
思い知らされました(^^;) ちょっとりりしいタイプの女性を描くと
無意識的にタケルっぽくなってしまうような…(ーー;)
もともと私ははっきりした性格が出来ていないキャラの描き分けは苦手なんですが。
勝利の女神なわりに意外と厳しい表情になってしまったのは右手の剣のせいでしょうか。
なぜか剣を持たせる意外のイメージが浮かびませんでした。
こういうのもほとんど天啓のようなものですので、それに忠実に描いております。
深く考えているわけではありませんので、おかしなところが
あるかもしれませんが、寛大に見てやってくださいませ(^^;)
ちなみに今回の線画はトータル5枚ですかね。
最近はこれくらい普通になってしまいましたが、翼の分だけ余計に
サイズが大きくなる傾向があるので、Photoshopの反応の遅さに泣かされました。
やっぱりメモリが足りない、とつくづく思います。
一番上の背景に船も描きたいなあ、と考えたんですが、
鳥瞰の構図で資料捜しも大変ですし、諦めました。
ちょっと悔しいな。これもまたいつか、ですね〜(^^;)