平安王朝Gallery

くちなしの 色に心をそめしより 言はで心にものをこそ思へ くちなしの 園にやわが身入りにけん 思ふことをも言はでやみぬる 山吹の 花色衣ぬしやたれ問へど こたへずくちなしにして くちなしの そのにやわか身入りにけん おもふことをもいはてやみぬる
薫る誰そ彼
くちなしの 下染め衣下にのみ いはてやつひに思ひくちなむ いかてかは われとはいはしくちなしの 色をその名に人の知りけむ やまとなる くちなしやまの やまひとは いはてそおもふ こころひとつに
薫る誰そ彼ー杏珠

クチナシ(梔子、巵子、支子)ーー-----------ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学名: Gardenia jasminoidesは、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。

野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。

果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、様々な利用がある。

果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。

他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか

食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。

 

樹高1-3 mほどの低木。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、

時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがある。筒状の托葉をもつ。

花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせる。

花弁は基部が筒状で、先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色だが、

徐々に黄色に変わっていく。花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は

「ジャスミンのような」という意味がある。

 

10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、

針状についていることが特徴である。また、側面にははっきりした稜が突き出る。

品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されている。

 

東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、

日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生する。

 

《花言葉》ーーーーー----------------------ーーーーーーーーーーー

 

私は幸せ者・とても幸せです・優雅・洗練・清潔・喜びを運ぶ

母の入院、自分の交通事故、その後の通院etc.…………

さすがにややこしいことが連続だった4月は新作を仕上げることもかないませんでした。

仕方がないことというとそれまでですが、やっぱりちょっと悔しかったかな。

実際になにも手に付かない状態の日々が長かったので、この作品も手がけたのは

遅めでしたしね…。でもまあ、なんとか無事に完成させることが出来てほっとしています。

八重のくちなし、わりと近年の改良種みたいですね。古典でなじみがあるのは

普通のひとえの梔子ですが、この薔薇のような花も一度描いてみたかったので…。

でも白い花はそんなに派手ではありませんね。

いつも白い花をカラーで描く時は悩むのですが、今回は若干濃いめの線画にしました。

陰影の部分はその時の気分でいろいろな色にするのですが、今回はややベージュ。

これもかなり気分の問題ですね。なるべく無彩色のグレーは使いたくありませんし…。

 

五つ衣の黄色のかさねはひとえの花のおしべ(?)の部分をイメージしています。

袿の文様はズバリ「かに梔子」ですね。

この文様のデザインからもひとえの花のポピュラーさがよくわかります。

黄昏時にしたのもなんとなく。

雨上がりやこの時間帯にひときわ香るような気がしたもので… (^_^;)

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