平安王朝Gallery
クチナシ(梔子、巵子、支子)ーー-----------ーーーーーーーーーーーーーーーーー
学名: Gardenia jasminoidesは、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。
果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、様々な利用がある。
果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。
他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか
食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。
樹高1-3 mほどの低木。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、
時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがある。筒状の托葉をもつ。
花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせる。
花弁は基部が筒状で、先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色だが、
徐々に黄色に変わっていく。花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は
「ジャスミンのような」という意味がある。
10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、
針状についていることが特徴である。また、側面にははっきりした稜が突き出る。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されている。
東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、
日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生する。
《花言葉》ーーーーー----------------------ーーーーーーーーーーー
私は幸せ者・とても幸せです・優雅・洗練・清潔・喜びを運ぶ
母の入院、自分の交通事故、その後の通院etc.…………
さすがにややこしいことが連続だった4月は新作を仕上げることもかないませんでした。
仕方がないことというとそれまでですが、やっぱりちょっと悔しかったかな。
実際になにも手に付かない状態の日々が長かったので、この作品も手がけたのは
遅めでしたしね…。でもまあ、なんとか無事に完成させることが出来てほっとしています。
八重のくちなし、わりと近年の改良種みたいですね。古典でなじみがあるのは
普通のひとえの梔子ですが、この薔薇のような花も一度描いてみたかったので…。
でも白い花はそんなに派手ではありませんね。
いつも白い花をカラーで描く時は悩むのですが、今回は若干濃いめの線画にしました。
陰影の部分はその時の気分でいろいろな色にするのですが、今回はややベージュ。
これもかなり気分の問題ですね。なるべく無彩色のグレーは使いたくありませんし…。
五つ衣の黄色のかさねはひとえの花のおしべ(?)の部分をイメージしています。
袿の文様はズバリ「かに梔子」ですね。
この文様のデザインからもひとえの花のポピュラーさがよくわかります。
黄昏時にしたのもなんとなく。
雨上がりやこの時間帯にひときわ香るような気がしたもので… (^_^;)