平安王朝Gallery

ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ
光のどけき
あしひきの 山のま照らす櫻花 このはるさめに咲きにけらしも 山ざくら 咲きぬるときはつねよりも 峰のしら雲たちまさりけり 雲やたつ 霞やまがふ山ざくら 花よりほかも花と見るらむ 花さそふ なごりを雲に吹きとめて しばしばにほへ春の山かぜ やまざくら 春のかたみにたづぬれば 見る人なしに花ぞ散りける 山ひとの 霞をわくる袖のうへに なれしかたみの花の香(か)ぞする
光のどけきー姫

ヤマザクラ(山桜)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992

(Synonym : Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz., 1911)

バラ科サクラ属の落葉高木。日本の野生の桜の代表的な種で、

和歌にも数多く詠まれている。サクラの仲間では寿命が長く大木になる。

ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。

多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)ので、これがソメイヨシノと

区別する大きな特徴となる。日本、台湾、韓国、北朝鮮に分布。

開花時期は3-4月頃。

 

Wikipediaより

 

この作品は個人の方のご依頼をいただいて描かせていただきました。

2004年の作品に「月満つるころ」というのがありました。

竹林の中で満月を見つめるかぐや姫ですね。その姫を桜の花の中で

笑わせてあげて欲しい、ということでいただいたご依頼です。

 

あの姫ならば年齢は同じくらいで、髪形も同じ、という設定で、装束の緋袴、

白の単、楓紅葉のかさね、紅の袿など、かなり細かいご希望をいただいて、

それゆえに描きやすかったです、とても。私個人の発想では紅の袿は

あまり描かないですし、それだけに新鮮でした。

楓紅葉のかさねはちょっとアレンジして、単の蘇芳をかさねの1枚に使っています。

山桜枝垂れ桜かのどちらかをご希望だったのですが、

やはり構図の関係で山桜になりました。

 

まるで「桜exhibition」用の作品を描いたような気がしますが、

あちらの方は縦長限定なので、これは使えませんね。

(使うならA32枚組にしないと…)まあ、そちらはまた別に頑張って描こうと思います。

 

メンタルでは結構大変な時期でしたが、本当に描くことで救われて

ありがたいと思いました。絵があるから自分は生きられるんだと思いましたし…。

 

大変に有意義なお仕事の機会を与えてくださったSさまには

心より感謝いたしております。ありがとうございました。

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