平安王朝Gallery

水の音に あつさわするるまとゐかな 梢(こずゑ)のせみの声もまぎれて 夕暮れは 沢べにしげる夏草の 葉ずゑをわたる風ぞすずしき 夏山の 岩がねきよく水おちて あたりの草の色もすずしき
葉ずゑの風
山里の そともの竹を吹く風に 夕日すずしきひぐらしの声 ころもでも 涼しくなりぬ深山木(みやまぎ)の すゑこす風の夏の夕かげ 風さやぐ 竹のこぐれのゆふすずみ 露さへ我を秋とあざむく

レンゲショウマ(蓮華升麻)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


学名:Anemonopsis macrophylla。

日本特産の1属1種の花。キンポウゲ科、レンゲショウマ属の多年草。

花が蓮に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、

レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられた。。

花茎の下部に茎葉と根出葉がある。

葉は二-四回三出複葉で、小葉は卵形、あらい鋸歯を持つ。

高さは80センチ程度となり、丸い蕾をつける。

赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。

花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。

萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、

一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。

類似した和名の種としてユキノシタ科のキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)がある。


本州(東北地方南部~近畿地方)の太平洋岸の温帯域に分布し、

山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。

複数の都道府県でレッドリストの絶滅危惧種(絶滅危惧I類)や

絶滅危惧II類などに指定されている。

 


《花言葉》ーーーーーーーーーーーーー

  伝統美

 

 

 

 

 

Wikipediaより

 

 

何度か途中で投げ出したい気持を抑えつつ描きました。少女の装束にしては地味な

かさねの色目ですが、レンゲショウマの花をイメージしていますので、

たまにはいいかな?と (^_^;)

紫の匂に白い袿。袿の裾のグラデーションは入れるかどうか悩みました。

最後まで非表示にしてあったんですが、最後のところで面積を狭めて入れることに…。

白と紫はよほどの人でないと着こなせないというのが通説ですが。

このごろあまり華やかな色目の装束を描いていない気がします。

今回はあまりなにかを語りたい心境ではありません。

なんだかね、ふと気付いたんですよね、昨夜。

「これはいい出来」という実感がある作品は、実はラフの段階ですでに「いい」んです。

で、そういう作品は発表してからもpixivやTINAMIでも好評をいただいたりするんですね。

ああ、これだからなあ、と自分でも納得出来るんです。

 

でも「いい作品」はそんなにしばしば描けるわけじゃなくて、

本当に何十枚に1枚くらいの割合しか生まれません。

それなりの作品はやはりラフの段階でわかります。

いくら手を加えても「それなり」の出来にしかならないということも早い段階でわかるんですね。

本当は納得出来る作品しか仕上げたくないという葛藤がいつもあります。

でもそれは無理ですし、納得出来なくても仕上げないと腕が落ちるし、ということもわかります。

見る目があっても腕がついてこない現実というのは結構辛いです。

それでも決してやめようと思わないのはそれだけ自分にとって大切なものだということがわかるから…。

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