平安王朝Gallery

あげまきに 長き契りをむすびこめ おなじところに よりもあはなむ 源氏物語・薫 貫(ぬ)きもあへず もろき涙の玉の緒に 長き契りをいかが結ばん 源氏物語・大君
総角(あげまき)
花鳥(はなとり)の 飽かぬわかれに春暮れて 今朝よりむかふ夏山の色 白たへの 雲の糸すぢ乱るなり 天つ乙女や夏そ引くらし
総角(あげまき)杏珠

テッセン (鉄線、学名: Clematis florida)ーーーーーーーーーーーー

 

キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物。

また、クレマチスを指して「テッセン」と呼ぶこともある。

花は白色で、4cmほどのがく片が6つある。

原産地は中国で、鉄線蓮と呼ばれており、日本でも別名として使われる。

1661年~1671年ごろ日本に移入される。ヨーロッパには1776年に紹介された。

花弁をもたず、花弁のように変化した萼を持つ点が特徴で、

原種は花も小さく、花色も限定される。

種子(実際は果実)は先端に鞭状の突起があり、その表面に多数の綿毛をはやす。

葉は三出複葉か二回三出複葉で、つる性のものでは葉柄は他の植物の茎などに

やや巻き付き、掴むような感じになって茎を固定する。

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

高潔・たくらみ・美しい心・旅人の喜び・精神的な美しさ

 

 

いやー…もう…、今度ばかりは無事に完成出来るかなあ、とさすがに自信がありませんでした。

サイトを作り直して、その疲労がまだほとんど回復していないままに突入してしまったので。

…気力が続かず、ものすごく時間がかかったような気がします。

それでもなんとか完成の落款を入れるところまで辿り着きました。

 

今年は桜の花やその他の花も早いので、なんだかとても気ぜわしく感じます。

なにをテーマにするか悩みましたが、以外にもまだテッセンの花を描いていなかったので。

平安時代にはない花だということで、オダマキとどちらにしようかとは思いましたが、

オダマキは以前にも描いたことがありますしね。

 

総角(あげまき)とオダマキだと語呂がいいなあ、とは思ったんですが… (^_^;)

 

姫君が手にしている総角はサイズからして几帳の飾りよりも大きいと思われます。

部屋全体の飾りになるのかもしれません。ゆえに几帳結び以外にも他の結び方が

使われています。メインの紐にあとから括りつけないと不可能な形になっています。

(1本で繋がらないと縁起が良くないのかもしれないのですが…)

 

こういう紐は大抵Illustratorのアピアランスで描くのですが、これだけ入り組むと

さすがに無理っぽくて、適当にごまかしています。すみません… m(_ _)m

 

姫君のかさねの色目はなんとなくテッセンの花のイメージから来ています。

実はピンクの花も作ったんですね。結局は使いませんでしたが。

ちまちまとキャプチャ画像を撮りつつ描きましたので、気力があれば

あとでまた改めてメイキングが作れるかもしれません。

 

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