平安王朝Gallery

隠沼(こもりぬ)の 下よは恋ひむいちしろく 人の知るべく嘆きせめやも 行方なみ隠(こも)れる小沼(をぬ)の下思(も)ひに吾(あれ)そ物思(も)ふこの頃のあひだ 隠(こも)り沼(ぬ)の 下ゆ恋ひあまり白波の いちしろく出でぬ人の知るべく ーーーーーーー ーーーーーーーーーー万葉集
隠沼
人づてに しらせてしがな隠沼(かくれぬ)の みごもりにのみ恋ひや渡らん かくれぬの 底のした草みがくれて 知られぬ恋はくるしかりけり くれなゐの 色にはいでじかくれぬの 下に通ひて恋ひは死ぬとも いかにせん みこもり沼の下にのみ しのびあまりて言はましものを

ヤマボウシ(山法師、山帽子)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学名 Benthamidia japonica はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。

 

高さ5〜10メートル。幹は灰褐色。葉は対生し、楕円(だえん)形、

または卵円形で長さ4〜12センチ、全縁でやや波打つ。

花は6〜7月に開き、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、

その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える。

果実は集合果で9月頃に赤く熟し、直径1〜3センチで球形、食用になる。

種子は約3ミリで、大きい果実には3〜4個、小さい果実では1個入っている。

果肉はやわらかく黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがある。

果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして

砂糖粒のような食感がある。果実酒にも適する。

 

山地に普通に生え、本州から九州、および朝鮮半島、中国に分布する。

街路樹・庭園樹・公園樹としても用いられる。

花・果実・紅葉と3回楽しめるので、庭木にも最適である。

材は器具材として用いられる。近縁にハナミズキ(アメリカヤマボウシ)があるが、

こちらの果実は集合果にならず、個々の果実が分離している。

 

庭木などにも利用されるが、本来山の谷筋などに自生する樹木であるので、

水はけのよい常に水が存在する場所を好む。

夏に乾燥すると葉の回りが枯れたり、

小枝やひどい場合は全体が枯れたりするので、

乾燥させないことが必要である。

また、粘土質の土壌では根の張りが悪くなりがちなので、

土壌改良などをして水はけのよい状態にして

根が伸び易いようにしてやることが必要である。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーー

友情

 

 

Wikipediaより

 

ハナミズキによく似たヤマボウシの花。意外といままで描く機会がありませんでした。

「実まで美味しい」とか「果実酒に出来る」とかいうくだりにえらく心を惹かれまして (^_^;)

綺麗な赤い実ですし、きっと美味しい果実酒になるのでしょうね。

 

いろいろと調べる過程で、ピンクの花も存在するとこいうことも知りました。

それもまたハナミズキに似てますね。山の道にひっそりと咲いているイメージです。

で、なんとなく隠沼と結びつけてしまったんですが、特に深い意味はありません。

万葉集に見られる「 柘(つみ)」というのが、このヤマボウシだとも言われます。

あるいは別名「山桑(やまぐわ)」とも。

花びらのように見える部分は実は萼で、本当の花は中心部の緑の塊だそうです。

 

 

 

今回は五つ衣をあえて6枚にしてみました。なんとなくそういう気分でしたので。

でも夏に向かうから、いつもどおりに五つ衣でよかったのかもしれませんね〜。

 

 

「隠沼」というタイトルは昔、氷高皇女を描いた時にも使いましたが、

また使いたくなりましたので、二度目の「隠沼」です (^_^;)

まあ、好きな言葉は繰り返し使いたくなるのが人情ですから…。

さすがに550枚を越えると、毎度の作品タイトルにも

行き詰まるっていうのもありますが… (^_^;)

 

 

 

今回の作品は精神的に絶不調の最中に描いたので、

どういう出来になるのか自分でも不安でした。

でも精神的に不調であろうと、淡々と作業に集中していれば、

それなりの形にはなるもんだなあ、と… (ーー;)

これも手慣れたことゆえに、かもしれません。

 

とりわけ背景の線画を描く以降は、なんともしつこい希死念慮と闘っておりました。

もう夢とか希望とか、そういうものがどこにも見つけられない毎日で、

それでもぼーっとしているよりは気が紛れるかもしれないなあ、ということで。

ひたすらに塗り塗りしていた次第です。

よく完成に辿り着いたなあ、と自分で感心しています (^_^;)

 

 

 

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