平安王朝Gallery

君こふる 涙は秋にかよへばや 空もたもとも共にしぐるる 秋風に 山の木の葉のうつろへば 人のこころもいかがとぞ思ふ 恋ひわびて 野べの露とは消えぬとも たれか草葉をあはれとは見む 折る菊の 露にぬれける今日よりや 千年(ちとせ)の秋にあはむとすらむ
千年の秋
九重(ここのへ)に 千代(ちよ)をかさねて かざすかなけふ折り得たる白菊の花 うすくこく 色ぞ見えける菊のはな 露やこころをわきて置くらむ かざしには 折らまほしきを白菊の 花にやどれる露やこぼれむ 白露の 置きける菊を折りつれば たもとぬれてぞ色まさりける もろともに おきゐし菊のしら露も ひとりたもとにかかる秋かな

ハマギク(浜菊) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

学名:Chrysanthemum nipponicum Matsum.

 

海岸の崖や砂丘に生えるキク科の多年草で,茎が木化して越冬する。

本州の太平洋岸を青森県〜茨城県に分布する日本の固有種。

茎はまばらに分枝して斜上し,100cmに達する。

葉は肉質で,表面に光沢がある。花期は9〜11月。

頭花は大きく,開花直径約6cm,雌性と両性の多数の小花からなる。

雌花は縁に1列あって,花冠は舌状で白色。

両性花は中央に多数あって,花冠は筒状で黄色。雌花の瘦果(そうか)は鈍三角柱,

両性花の瘦果は円柱形で10肋があり,ともに頂端部に小冠がある。

 

直径6cmにも達する大輪の花,いかにも海浜植物らしい肉厚の葉,

木質化して潅木のようになった茎 -こんな特徴を持っているのは,

数ある野生のキクたちの中でも,このハマギクだけだ。

染色体の構造が異なることもあって,最近は本種のみをハマギク属として

独立させる 考え方が主流になっている。

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーー

 

逆境に立ち向かう・友愛・単純な美

 

 

 

 

 

コトバンクより

 

 

 

日本の野花といっても、わりと北の地方で咲いている花のようです。

葉っぱのつき方が独特で面白いなあ、と思いました。

花そのものはかなり大きめで、自然の中でもちゃんと目立ってそうですね。

「絵になる花」も結構いろいろ描いてきて、自分なりに描きやすい花は

一通り描いた気がするんですが…。

やっぱりもろに平安時代の背景にコスモスを描くわけにもいきませんしね〜 (^_^;)

これからも北の花とか高山植物とか、湿地帯の花とか、そういうのは

大目に見ていただきたいと思っております。

 

 

 

今回、機会がなかった小道具を描いてみました。角盥とゆするつき(文字が出ない)。

鏡の方は以前に描いたものの使い回しです。櫛は新たに描きました。

でも黒の櫛はあんまり目立たなかったので、赤にすればよかったかも… (ーー;)

こういう小物も含めて、平安時代のものを描くのは楽しいですね。

 

やっぱりこういう嗜好も三つ子の魂というものかもしれません。

そろそろタロットのシリーズにも戻らねば、と思いつつ、

やっぱり平安モノは楽しいです。

古代も好きなんですけどね。両方並行しては難しいなあ… (ーー;)

 

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