平安王朝Gallery

るりの地と 人も見つべしわが床は 涙の玉としきにしければ (和泉式部) 山たかみ 我がたつ杣にたておきし瑠璃のとぼそは曇るともなし (藤原家隆) ながめばや 玉滝寺の空はれて 瑠璃(るり)の光にうつる朝日を (一条兼良)
瑠璃珠の花
るりのみつ 錦の林いろいろに 心うきたつあ秋のやまかは (藤原定家)

ヒゴタイ(Echinops setifer)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

キク科ヒゴタイ属の多年生植物。

 

和名の漢字表示については「平江帯」(貝原益軒の大和本草)または

「肥後躰」(肥後細川家写生帖)などがある。

 

日当たりの良い山野に生える。葉はアザミに似て切れ込みがあり、棘を有する。

 

花期は8月から9月。花茎が1〜1.5m程度直立し、

その先に直径5cm程の青い球形の花が咲く。

これは瑠璃色の小さな花が球状にかたまって咲いたもので、一株に複数咲く。

 

 

朝鮮半島の南部から、西日本の所々に咲く。

日本では愛知県、岐阜県、広島県と九州の特定箇所で見られる。

九州中部の九重山から阿蘇山周辺の草原では、元々自生していたが、今では

野生以外に種を蒔いて増やした株も見られる。

 

 

2007年8月レッドリスト。以前の環境省レッドデータブックでは、

絶滅危惧IB(EN)に分類されていた。

 

 

広島県神石高原町と熊本県産山村がそれぞれ町の花、村の花に定めている。

 

 

 

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

別名:ウラジロヒゴタイ エキノプス キク科 花期: 7〜8月

 

《花言葉》ーーーーーーーーー

 

鋭敏・権威・傷つく恋

 

 

Wikipediaより

 

 

前から描いてみたかった瑠璃玉薊の花です。ヒゴタイと非常に似ていますが、

実は微妙に違う花らしいです。が、もともと混同されることも少なからずあったようで、

明確な区別をしないで描いてしまいました。瑠璃玉薊の方は園芸種が多いようですし…。

平安時代に存在したとすれば、やはりヒゴタイの方かなあ、と思えますし…。

いずれにしても絶滅危惧種で貴重なものらしいですが。

 

丸さもそうですが、綺麗な瑠璃色の花ですよね。

瑠璃=ラピスラズリ。昔私も個人誌のタイトルに使ったことがあって、

それなりに思い入れのある色彩というか、天然石でもあります。

宇宙を内包しているイメージとパワーがある石だと思っております。

 

この花、花も葉っぱもIllustratorで線画を描いたので、ややきちんとしすぎたきらいが

ありますが…(ーー;) シンプルな形ゆえの難しさを感じました。

不自然に見えなければいいなあ、と願っております(^^;)

 

 

いつもなら装束の色合いなどもそれなりに統一させることが多いのですが、

今回はあえてサブカラーとして紅色というか、ピンク系というか、

そういう色合いを持ってきました。

 

毎回似たようなテーマ、似たようなイメージの作品しか描けなくて、

自分でも悔しいのですが、気力が満ちてくるまではどうにも仕方がないのかなあ、と

低め安定位置でごそごそしながら描いているみたいですね(^^;)

冒険するには気力の充実が必要だと痛切に感じております(ーー;)

 

 

 

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