平安王朝Gallery

秋萩に うらびれ居ればあしびきの 山下とよみ鹿の鳴くらん ーーーーーーーーーーーーーよみびとしらず さを鹿の 涙ふる野の秋風に 萩の下葉も色かはるころ ーーーーーーーーーーーーー順徳院 白露の 色どる木々はおそけれど 萩の下葉ぞ秋をしりける ーーーーーーーーーーーーー式子内親王
綾織りの秋
おりおりの 風のしらべと 咲き競う花と 想いがつづる 綾織りの秋

キンミズヒキ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Agrimonia pilosa var. japonica (バラ科 キンミズヒキ属)

 

キンミズヒキは北海道から九州、樺太・朝鮮・中国・インドシナなどに

分布する多年草。山道の側など、やや自然性の高い草地に生育する。

葉は5〜9個の小葉に分かれ葉の付け根には明瞭な托葉がある。

夏に茎を立ち上げ、8月頃に黄色い花を咲かせる。

花の直径は6〜11mm。果実はの上縁には長さ 3mm程度の

棘がたくさんでき、これで動物等にひっついて散布される。

あまりしつこい付着力はないが、これもひっつき虫の一つである。

 

薬草として利用されることもあり、乾燥させた全草を煎じたものは、

止血や下痢、口内炎などに効くと言われている。

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーー

 

感謝の気持ち

 

世間はまだまだ猛暑の中ですが、うちのサイトではひと足早い秋の風情です。

長いあいだ、猛暑の中でたのしむというのは辛いですしね(^^;)気持ちだけでも涼やかに…。

 

 

で、意外と今までに描いたことがないのが、このキンミズヒキでした。

まあ、野草というか、小さいな野の花ですし、目立たないのもありますが、

今回は思いきってアップで描いてみた結果、やっぱり使い道に悩んでしまったので、

景気良く背景に置いてみました。さらにアップ過ぎてわからなくなりそうだったので、

花というか、葉っぱもある全体を画面の中に置いてみて、やっとしっくりするものになりました。

こういう全体構成は頭の中だけでは形にならなくて、ちゃんと置いてみるまで

わからないことも多いです。イメージは最初からちゃんとあるんですが…。

なんというか、創作はやはり生き物なんだなあ、と思います。

 

装束の色合いはキンミズヒキのそのものの色を意識しております。

萌葱の匂いというか、薄様というか、ほとんど創作だったりするんですが…(^^;)

 

お手伝いしているのか邪魔をしているのかわからない鹿は、初夏に生まれて

ちょっと大きくなった感じの子鹿というか、まだまだ若い鹿ですね。

薬になるくらいの草なので、あるいは鹿も食べたりするのかなあ?と思いまして…(^^;)

野の草にふさわしい野の動物、というような風情ですね。

 

 

 

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