平安王朝Gallery

【杏(からもも)の花】 逢ふからも 物はなほこそ悲しけれ 
別れむことをかねて思へば (清原深養父)
花あんず
「あんずはね、杏珠の花なのよ。綺麗で可愛くて、 なかなか役にも立つやつだと思うんだけどな(^.^)」

アンズ(杏子/杏、学名 Prunus armeniaca)ーーーーーーーーーーーーーーー

 

中国北部を原産とするバラ科サクラ属の落葉小高木である。

アプリコットと英名で呼ばれることもある。別名、カラモモ(唐桃)。

 

アーモンドやウメ、スモモの近縁種であり、容易に交雑する。

ただし、ウメの果実は完熟しても果肉に甘みを生じず、

種と果肉が離れないのに対し、アンズは熟すと甘みが生じ、

種と果肉が離れる(離核性)。

アーモンドは果肉が薄く食用にしない。

 

耐寒性があり比較的涼しい地域を好む。

春(3月下旬から4月頃)に、サクラよりもやや早く

淡紅の花を咲かせ、初夏にウメに似た実を付ける。

美しいため花見の対象となる。

自家受粉では品質の良い結実をしないため他品種の混植が必要で、

人工授粉も行われる。収穫期は、6月下旬から7月中旬で、

ひとつの品種は10日程度で収穫が終わる。

果実は生食のほかジャムや乾果物として利用される。

種子は青酸配糖体や脂肪油、ステロイドなどを含み、

杏仁(きょうにん)と呼ばれ咳止めや風邪の予防の生薬(日本薬局方に収録)と

して用いられる他、杏仁豆腐(今日では「あんにん」と読まれる事が多い)の

独特の味を出すために使われる。

未成熟な種子や果実には青酸配糖体の一種アミグダリンが含まれる。

 

日本には古代に中国から伝えられ、万葉集には「杏人」の

原文表記があり、カラモモともカラヒトともモモサネとも

カラヒトとも訓まれていて確定していない。

仮名書きのカラモモは古今集に見える。

 

『花言葉』ーーーーーーーーーーーーーーー

 

処女のはにかみ・乙女の恥じらい・誘惑・独立・疑い

 

 

wikipediaより

 

相変わらずご贔屓のキャラしか描く気にならない私ですので、

平安のコスプレのつもりで強引にここに持ってきました(^^;)

意外と少女の装束としては描く機会が少ない細長です。

かさねの色目は「紅梅の匂い」のつもりです。

 

そもそもは平安文様の素材集を使いたくて描き始めたはずなのに、

ふと気がつけば全部自作の素材で描いてしまっておりました。

まあ、おおかた必要なものは自力で作っていたということでしょうかね(^^;)

 

杏珠の名前の感じにちなんであんずの花なんですが、

「からもも」という呼び名もなんだか可愛いなあ、と思いますね。

食べても美味しく、薬としても重宝されるというあたり、

無意識にあてはめた漢字とはいえ、結構杏珠の特徴に通じるものがあるなあ、と

いまごろ気がついております(^^;)

 

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