平安王朝Gallery

 東 風 (こち)
------「東風」(こち)----- 「あゆの風」「あいの風」という方言もある。 (主に北陸地方にて) 春に吹く東風。雨をもたらすものでもあり、 大漁や豊作を告げる風でもあるらしい。
霞たつ 春の山辺は遠けれど 吹きくる風は 花の香ぞする

待ちきれない春に想いを馳せて、爛漫の春の絵にしてしまいました。

でも白木蓮ということはまだ早春に近い時期かなあ?朝夕はまだ冷える気候ですよね。

それでも日々確実に昼は長くなるし、陽射しの中にぬくもりがあります。

思わず寝殿の外に出て、縁側で鳥と戯れる姫君を描いてみました。

人目を気にしなくてもいい中庭なのかもしれません。

普通の木蓮はかなりの太古から存在する花らしいですが、白木蓮はどうかな?

普通の木蓮よりは歴史が浅いのでしょうね。

で、平安時代に日本に伝わっていたかどうかはわからないのです。

あまり文字としては出て来ないですしねえ…。

かなり曖昧な設定ではありますが、どうしても描きたかったのが白い花でしたので。

梅だと早春すぎますし。ちなみに姫君の装束は「躑躅かさね」のつもりですが、

これもあんまり正確さに自信はありません(汗)

眼で判断した色で、きちんと数値を出したわけではありませんしね。

 

背景の寝殿というか、建物は線画をIllustratorで描いて、Photoshopで着色処理しました。

でもわりとパースが甘いです(汗)

描いてから、着色段階で気付いたささいなミスもあったりして(汗)

でもこういうきちんとした線画を描くにはIllustratorは便利だなあ、と改めて思いました。

他にも花と鳥も別々に描いています。素材を作る関係もあって、

この方法が一般的になっている最近ですが、

それでも人物のみの画面でもかなり重いデータになります。

これはもう仕方がないですね~(汗)

 

 

 

 

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