火 垂(ほたる)
つつめとも かくれぬ物は夏虫の 身よりあまれる思ひなりけり
火垂(ほたる)
あはれにも みさをにもゆる蛍かな こゑたてつへきこの世とおもふに

夏のホタルの妖精バージョンです。

いや、小さな姫は季節そのものの妖精なんですね、多分。

ホタルブクロの花に閉じこめたホタルというのはこういう感じかなあ?

という想像図だったりして…。昔の人々の繊細な感性ってすごいなあ、と思います。

 

 

初夏の絵ですし、涼しげに透ける単衣を描いてみました。

だいたいこういう髪形と衣装だと人外のもの、というのが私の感覚の設定ですね(笑)

透ける羽根を描いてもいいかなあ、とも考えたのですが、

単衣のみで充分な気がして今回はやめました。

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