平安王朝Gallery

花誘ふ
花の色は霞にこめてみせずとも 香をだにぬすめ 春の山風 見渡せば このもかのもにかけてけり まだ緯(ぬき)うすき春の衣を
花誘ふ
あなたの笑顔に逢いたくて ひそやかに香りを届けてみました あなたの琴の音が 呼び覚ました春の花です

このあいだ描いた白木蓮に加えて、普通の木蓮も描いてしまいました。

どちらかというと個人的には白木蓮の方が好きなのですが、

この濃いめのピンクというか、

なんともいえない深みのあるうす紅もいいですね。

でもピンク系の花だと、なんとなくファンシーな

画面になってしまうんだなあ…(汗)

花びらの透明感が上手く出せない自分が悪いのですが。

 

意外なことに琴を描いたのも初めてだったりします。

手書きだときついなあ、という苦手意識がずっとあったもので。

ゆえに琴はIllustrator使用ですね。

琴糸のレイヤーのみ別にコピーして線画を抽出。

この方法はわりと楽でした。

でもやはり弦楽器だと阮咸とか琵琶の方がデザイン的に好みみたいです。

 

ちなみにこの装束のかさねの色目は「御匣殿」のしらゆきさんが

写真でコレクションしてらした色目を使わせていただきました。

名前があるかどうかはわかりませんが、少なくとも風俗博物館さんの

所蔵品にはこういうかさねが存在しているということですね(笑)

 

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