平安王朝Gallery

花 に 眠 る
花に眠る
惜しみなく 散りかひつもれ とこしへの 花のしとねの 夢まもるべく 花衣 袖に包める 玉の緒よ うつせみの世に あらぬばかりぞ 花蔭の 旅寝の如き 儚さも 形見なればや 我は忘れじ (このイラストに添えて琴音さんが詠んでくださった歌です 今は亡き三光后さんに祈りをこめて捧げます) 昔もいまも、まだ年若くして心ならずも逝ってしまった 佳人に対しては、格別な想いが残ります。 かなわなかった夢、届かなかった希望に対しての儚くも愛おしい想い。 そして現身の私達は願ってしまいます。 幽世(かくりょ)で眠るそのひとの上に、永遠の散華があればいいと。 ひたすらに鎮魂の想いと共に花びらが降り積もります。 ……どうぞ心やすかれと… 平安の姫と現代の姫たちに鎮魂の祈りをこめて……。

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