その姫君はそう高い身分の生まれではありませんが、
きちんと教養を身につけ、しっかりした自我を持っていました。
その姫君が愛したのが可憐な山吹の花でした。
八重山吹は鮮やかで華やかだけれど実を結ばない。
それよりも一重の山吹に心が惹かれる。いつかはちゃんと実を結ぶ。
…そう信じて恋しい人との便りを交わしているのでした。
(でも私、山吹の実ってどんなのか知らないわ(汗))
季節を飛ばして山吹の花です。
いや、なんとなく描きたかっただけのことですが。
人物と背景は別に描いて合成です。山吹も別に描いての合成なんですよね。
花をアップに描いてしまったので、構図に悩んでしまいました。
平安王朝Gallery