平安王朝Gallery
丹頂鶴は生涯特定の相手と添い遂げる、という話を聞きました。
この話が平安時代に人々にどれくらい知られていたかはわかりませんが、
もしも伝わっていたなら、それはある種の理想として
考えられたのではないかと思います。
特に女性の立場からは。
この人、と決めた相手から生涯愛されて生きるのはいつの時代にも理想ですけれど。
たとえ幼い少女でも心のどこかにそんな理想を抱いていたのではないかしら。
…そういうところからこの作品ができました。
お年賀用ということで、背景はちょっと朝日をイメージしています。
雪原に舞う鶴のカップルですね。鳥の舞と、もう一つ舞うのは雪の華です。