今年(04年)最初の秋の絵です。
『萩の月』というタイトルにしようかと考えて、
そういえばそういう名前のお菓子があるよなあ、というのでボツ。
でも個人的に秋の到来を実感するのが萩の花なんですよ。
桔梗は夏から咲いていますし、彼岸花とともに
ちょうどお彼岸頃に咲くのが萩なんですよね。
古来、そういう正確な植物の営みで季節を感じていたのでは…と思うのでした。
いくらかの秋のメランコリーとともに。
私はどちらかといえば白い萩の方が好きです。
でも赤紫の花も捨てがたく、欲張って贅沢に両方を描きました。
人物と月の背景と萩の花はそれぞれ別に描きました。
それも白と赤紫と両方の色で描いて、あれこれと置いてみてこういう感じに…。
もっとスッキリさせた方がいいような気もしますが、
A4目一杯で描いた萩をなるべく使いたくて(汗)
日本画のような間の生かし方は難しいですね(汗)
平安王朝Gallery