久方ぶりに乳母が療養する山里を訪ねた若君は、
そこですっかり成長した幼馴染みの姫ぎみに再会しました。
幼い頃は少年のようにやんちゃな姫でしたのに、
いつのまにかすっかり大人びて美しくなっています。
山里にひっそりと咲く、貴船菊のように清楚な姿です。
若君はその変わり様にひどく驚き、
かつまたそれをきっかけに姫ぎみに心惹かれていくのでした。
新しい物語が始まります。
秋にひっそりと咲く花のような姫を描きたいと思いました。
貴船菊、またの名を秋明菊というそうです。
キンポウゲの仲間らしいです。いかにも清楚ですよね。
人物と花は別に描いて合成しました。背景にはまた和紙を使っています。
合成してからあれこれ作業したので、今回も重いファイルになってしまいました。
着物の柄に凝るとこれだから…。
でもそれが楽しくて好きだったりするのですが(笑)
平安王朝Gallery