平安王朝Gallery

夏の迷い子
夏の迷い子

はじめての出仕、慣れない宮廷生活に小さな姫ぎみはとまどっておられます。

なにしろお母さまのもとを離れてみたのは初めてで、

どうしても寂しさがつのります。

大人の会話にも慣れないし、姫ぎみは元気がありません。

ところがある日、生まれたばかりの子犬がどこからか迷いこんできました。

動物好きな姫ぎみはその子犬に懐かれて

こっそりとお世話を始めてしまわれました。

無邪気に子犬と戯れているうちに、姫ぎみの笑顔が戻り、

もとの元気な姫ぎみに戻ってこられました。

驚いたのは大人達ですが、この姫ぎみと子犬にすっかりほだされてしまい、

子犬はやがて皆に可愛がられるようになりました。姫ぎみもまた同様に…。

めでたし、めでたし、でございます。

 

 

50000のキリ番を踏んでくださった@ひめさんからのリクエストで描いてみました。

本来は小2のお嬢さんに気に入っていただけるような絵を…

というご希望だったのですが、どうしてもアニメ風な画風は無理ですので、

いつもの調子で子どもと犬をモチーフに描かせていただきました。

気に入っていただけたら嬉しいのですが(汗)夏の汗衫を着た女童です。

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