たとえば世間が許さない恋とか、異母兄妹の恋など、平安の物語や歴史には
なかなか複雑な立場のカップルが出てきます。
そういう恋人たちにはやっとかなった逢瀬でも
夢の中の心地がするのではないでしょうか。
淡雪のように、もしかしたらはかなく覚めてしまう夢かもしれない。
だからこそ趣き深い歌など生まれたりするのかなあ、とも思えます。
今回の背景は別に描きました。有職故実とかいろいろ考えたけれど、
やはり衣装の色は自分の現代的な好みになってしまいますね。
背景の色のイメージは最初から決まっていたのですが。
模様はあんまり平安の模様ではないですよね(笑)
こんなのでもすごく悩みました。
平安王朝Gallery