平安王朝Gallery
香りがその人の個性でもあった時代。
香りを絵にできないかとあがいてみました。
ただよう香気で誰がいるのかわかってしまうというのはなかなか雅ですよね。
その姿が見えずとも、香りで気がつく存在…
たとえば、ひそかに思いを寄せる公達とか、または憧れの佳人とか…
そういう人の気配を伝えてくれるのもまた香のかおりですよね。
香の調合にもセンスが必要でしょうから、素敵な香りを
自分のものにしている人はきっと素敵なひとなのでしょうね。
正装ですからやっぱり重いです。
縮小するから見えないかもしれないのですが、
衣装にも織の地模様など入れていますし、しつこく模様も重ねました。
パターンも作り直しです。描き甲斐のある作品になりました(笑)
背景にはまた和紙を使いました。模様はオリジナル。
別に描いての合成です。