平安王朝Gallery
夕空に鳥が渡る季節、夢見がちな姫君はあれこれと
みたこともない土地に思いを馳せています。
物語で読んだ土地の風物や風景でしょうか。
それとも伝え聞くはるか遠くの異国の風景でしょうか。
あれこれと憧れがつのります。どうやら彼女は父親の任官に
従って行く予定の受領の娘さんのようです。
『更級日記』の少女が都に思いを馳せたように、まだ見ぬ土地への想像逞しく
憧憬を抱いているようにも思えます。なんにしろ夢見る年頃です。
和紙に描いてみよう、シリーズ。どうも和紙の風合いを生かそうと思えば、
あまり手の込んだ背景は描けませんね。
しごくシンプルでないと。そんなわけであっさりと
部分的に写真を使ってしまいました。
でも鳥のシルエットは別ファイルです。
これくらい直に描けばいいのいねえ(笑)