平安王朝Gallery
『音』をイメージして描いてみました。
かつての世の中は現代よりもずっと静かであったと思うので、
自然の音などは今よりももっと近しい存在だったでしょうね。
そして静かだから、幽かな楽の音も遠くまで鮮やかに聴こえたかもしれません。
この女性、おそらく宮仕えの女官か、
あるいはいずれかの姫君かとも思われますが、
ふとどこからか流れてくる笛の音に心奪われてしまいました。
耳をそばだてて笛の奏者をあれこれ推測したりしています。
名手で知られた人の音ならそれだけでわかったりするのでしょうね。
そのひとが心惹かれる存在であったなら…
さざなみのように想いは揺れて流れてゆきます。
さて、今回もチャンネル目一杯、レイヤー一杯、
模様もいっぱい使っております。
重い画像になってしまいました。途中で『割り当てメモリ不足』で
スキャナの取込みが出来なくなったりもしました。
模様をしつこく使いましたしね(笑)メモリ割り当て、増やしました。
背景は音の広がりを波紋でイメージしたのですが、
ほとんど人物の後ろに隠れてしまいました。
まあ、仕方がないですね。背景のみ別ファイルで作って合成しました。