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雨やまぬ 山の雨雲たちゐつつ やすきそらなく君をしぞ思ふ あしひきの 葛城山にゐる雲の 立ちてもゐても君をこそ思へ 風ふけば 空にただよふ雲よりも うきて乱るる我が心かな
うきながら 消えずはありとも白雲の 空に乱れて恋ひやわたらむ 中空(なかぞら)に 浮きたる雲のはてもなく ゆくへ知らずも恋ひわたるかな いかにせむ 身はなか空にあま雲の はれぬ思ひのゆく方(かた)もなし
森羅万象杏珠

しんら-ばんしょう【森羅万象】の意味・使い方ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)

 

天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。

▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。

「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。

「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。

 

若もし夫それ春去り夏来り秋と更かわり冬と換かわるは、四時(しいじ)

の法度はっとなり。日暮くれ夜継つぐは、一日(いちじつ)の則のりなり。

宇宙間の森羅万象一つとしておのづから法度を有せざるはなし。


<坪内逍遥・小説神髄>

 

森羅万象ー杏珠

ある時、突然に3部作のイメージが降りてきました。

大変だけど、これはやはり描くべきだなあ、と思って始めました。

 

とりあえず1作。森が舞台の「森羅万象」ですね。

この後、スムーズにいけば「生々流転」と「天地有情」が続く予定です。

 

どことなく、掛軸を作れたらいいのになあ、という頭があったので

縦長です。縦70センチあります。横35センチ。

木を描いていて、時々線の行先を見失っておりました。

 

でも楽しい作業ではありましたね。

 

ここで突然鏡を加えたくなったので、あとの2作にも鏡は必要ですね(^_^;)

まあ、こういうものを描くのは結構好きだからいいけれど。

 

めでたく3作完成に至れば、その時は並べて印刷したいなあ、とも

思っております。さてその日はいつになるでしょうか??(^_^;)

 

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