まほろば通信Gallery

風に立つ
たかあまはらにましまして てんとちにみはたらきをあらわしたまうりゅうおうは だいうちゅうこんげんの みおやのみつかいにして いっさいをうみ いっさいをそだて よろずのものをごしはいあらせたまう おうじんなれば ひふみよいむなやことの とくさのみたからを おのがすがたとへんじたまいて じざいじゆうに てんかいちかいじんかいを おさめたまう りゅうおうじんなるを とうとみうやまいて まことのむねひとすじに みつかえもうすことのよしを うけひきたまいて おろかなるこころのかずかずを いましめたまいて いっさいしゅじょうのつみけがれのころもを ぬぎさらしめたまいて よろずのものの やまいわざわいをも たちどころにはらいきよめたまい よろずせかいもみおやのもとにおさめせしめたまへと こいねがいたてまつることのよしをきこしめして むねのうちにねんじもおす だいがんをじょうじゅなさしめたまへと かしこみかしこみもおす 『龍神祝詞』
これから行く旅の無事と 残される人びとの幸と 共に在る人の息災を祈り 豊かな実りの季節を祈る 風の神と水の神と産土神とに

 「シナツヒコ」

 

シナツヒコは、日本神話に登場する神である。

古事記では志那都比古神(しなつひこのかみ)

日本書紀では級長津彦命(しなつひこのみこと)と表記され、

神社の祭神としては志那都彦神などとも書かれる。

 

古事記では、神産みにおいてイザナギとイザナミの間に

生まれた神であり、風の神であるとしている。

日本書紀では神産みの第六の一書で、イザナミが朝霧を吹き払った息から

級長戸辺命(しなとべのみこと)またの名を級長津彦命という神が生まれ、

これは風の神であると記述している。

シナトベは、神社の祭神としては志那戸辨命などとも書かれる。

 

神名の「シナ」は「息が長い」という意味である。

古代人は、風は神の息から起きると考えていた。

風は稲作に欠かせないものであるが、台風などの暴風は人に大きな被害をもたらす。

そのため、各地で暴風を鎮めるために風の神が祀られるようになった。

 

日本書紀のシナトベは女神とされることもあり、神社によっては

シナツヒコの姉または妻とされている。

本居宣長の『古事記伝』では、賀茂真淵の説として、

本来は男女一対の神であり、それが同一の神とされるようになったとしている。

龍田大社(奈良県生駒郡)の祭神は天御柱命・国御柱命であるが、

社伝や祝詞では天御柱命は志那都比古神、

国御柱命は志那都比売神(しなつひめのかみ)のこととしている。

志那都比古神は男神、志那都比売神は女神である。

 

伊勢神宮には内宮の別宮に風日祈宮(かざひのみのみや)

外宮の別宮に風宮があり、どちらも級長津彦命と級長戸辺命を祀っている。

風日祈宮は元々「風神社」と呼ばれていたが、元寇の際に神風を吹かせたのは

風神社の神であるとされたことから、「風日祈宮」の宮号が宣下された。

 

風の神であることから、航海安全の神ともされる。

また、「風」と同音・同根である「風邪」を治す神ともされる。

 

 

 

Wikipediaより

 

毎度のワンパターンですが、好きだからやはり描いてしまう龍だったりして…。

日本の自然の神の姿を想像すると、人間の形以外ではなぜか龍の姿になってしまいます。

やはり日本がそれだけ水が豊かな国で、水の恩恵が大きな国だったからかもしれません。

やや過去形ですけれども…(^^;)水のある処に神が宿り、その神が龍だというのは

しごく当然なようにも思えますし…。神話の中での風の神はシナツヒコですが。

風と水と陽の神が棲む日本はやはり基本的に四季がある農業の国なんですねえ…。

 

砂漠の国には龍神なんていませんよね。それだけでも日本に生まれてよかったなあ、と

龍が大好きな私は改めて思うのでした(^.^)

 

 どうということのない作品ですが、結構製作に時間がかかった気がします。

龍は今回も手描きの線画を使っております。

もとの線画はA4の紙に描いて、600dpiの解像度でスキャン、

それを360dpiのA3の画面にコピー&ペーストして、さらにちょっと縮小すると、

それなりに見られる線画になるなあ、と自分では

考えているのですが、どんなものでしょうか?

 

…それにしてもタケルはいつも白い服しか着ないので、あんまりカラーでも

面白みがないというか…(汗)けれどもだからこそ白鳥なんだよねえ、と

個人的には思っております(^.^)

 

 

 

Copyright (C) 2001-2023,Haruusagi All rights reserved.