まほろば通信Gallery

闇の静寂(しじま) 一艘の舟がゆく もの忘れの河に 虚無の波を立てて あれは黄泉に赴く舟 死者を乗せる舟 ひとりで海を越える旅の舟 夢のない永遠(とわ)の眠りへの
目覚めても そこは終わらない夜 はるか遠くの冥界に続く 漆黒の闇が口を開ける これはまだ夢の中か? いつかは自らが眠る 墓所の幻か
冥界の門
私を呼ぶ声が聞こえる 闇がどこか慕わしいのは あれは見知らぬ母の声か 黄泉の女神か 怖れと同じくらいの慕わしさが募る このまま眠ってしまえば 二度と目覚めぬままだろうか それも悪くはないけれど この心の中のすべての想いを忘れて 夢のない眠り………
慕わしい闇と同じくらいの重さで 果てない光に焦がれる私を嘲笑えばいい 諦めきれない夢が 光の地で私を待つ 振り払えない手が 生命(いのち)をそこに押しとどめる

お正月にちらっとだけ見た古代エジプト関連の番組が頭の中に残っていたらしく、

こういう作品が出来てしまいました。エジプトの「太陽の舟」と同じような意匠のものが

日本の古墳の壁画にあるというのが興味深いなあ、と思ったり。

これもエジプトのものと同様に再生を願う祈りの意味があるのでしょうか?

…というわけで、これはタケルの「夢から醒めた夢」ですね。

からっぽの墓所の中のつもりです。

闇が怖いイメージで、もっとおどろおどろしく描きたかったのに、

意外と暗くない感じになってしまった(汗)

おどろっていうのは難しいですね(汗)

まあ、私が死のイメージを暗く感じていないからかもしれませんが(笑)

 

背景の壁画は資料をもとにして、でっちあげております。

私の独自の設定では4世紀くらいの話になりますので、埴輪もごく初期の形で、

まだ人物埴輪などが一般化していない頃を想定してみました。

どうせ描くのなら人物の方が楽しいと思ったんですが、設定上、無理っぽくて残念です。

どのみちフィクションなんだけど、こういうところにはつい、こだわってしまうんですね、私(汗)

背景に手間ひまかかったのは、石の表面とか埴輪の表面とか、

いちいちテクスチャまで作ってたせいかもしれません。

モニタでは見えないだろうな、と思いつつ、やっぱりやってしまう。

これもこだわりのひとつかなあ…。

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