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月の岸辺
月の岸辺
満月の夜には 太古からの声が波のように訪れる 数えきれない 生命(いのち)の声が ため息や 哀しみや 歓びも なにもかもが息を吹き返す ときめきに似ている 不安にも似ている だから私は眠れない 月の波が寄せる夜には

巫女でもある弟橘媛は時々とても感受性が鋭くなることがあって、

そういう時はやはり自然のバイブレーションに感応していたりします。

もともと女性はそういう存在ではあるけれど、

彼女の場合はそれがかなり強かったんじゃないかと考えています。

でもそれをある程度制御出来るのが巫女なのかなあ、と。

わりと修行が必要になりそうですね(汗)

ともあれ、自然霊とも言えるような神と近いものがあっただろうな、

と私は思っていたりするのでした。

 

この作品の線画は4枚あります。人物と領布、花と波頭。

それぞれ別に描いていろんなモードで合成しました。

なんとなく幾何学的なポイントが欲しかったので、

Illustratorで描いた図形のようなものも合成してみたり。

それで成功したかどうかは疑問ですけどね~(汗)

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